いくつもの期間工を渡り歩いている知人が、「今回の期間工は稼げそう。」と言っていました。
知人は先月から某大手自動車メーカーで期間工を始めましたが、今回で4回目の期間工となります。「稼げそう」といっても条件はそんなに変わらないはずなのにどういう事なのでしょうか。
知人に「稼げそうってどういう事?」と質問をしてみると意外な答えが返ってきました。知人が言うには期間工には運の要素が環境や収入に大きく関わっているそうです。
収入面の運とは?
期間工になれば、工場内のどこかの部署に配属される事になります。しかし配属先は自分では決める事はできません。
メーカーの指示に従うしかないのです。
部署によっては残業や深夜勤務が全くない部署もあれば、深夜勤務や残業が盛りだくさんのところもあります。
またその時の忙しさや人手の状況でも大きく変わってきます。
そして期間工の収入はこれらの深夜手当て、時間外労働手当て、休日出勤手当てで大きく変わるのです。
法律では時間外労働手当(残業)、深夜手当は基本給の25%以上と定められています。
大手自動車メーカーの場合、基本給の30%上乗せというメーカーもあります。
さらに時間外労働手当と深夜手当が重なった場合は最低でも基本給の50%アップとなります。
つまり稼ぎたい期間工にとっては残業や深夜勤務は大歓迎という事になります。
今回、私の知人はどうやら残業や深夜勤務の多い部署に配属されたようです。さらに部署が人手不足のためフル回転で働けるそうです。
環境面の運とは?
環境面の運とは配属される部署の仕事内容と人間関係の2つの事です。
期間工の仕事内容をネットで調べてみると「死ぬほどきつい」という意見もあれば「思ったより楽」という意見もあります。
これは期間工全員が同じ仕事をするわけではないので、配属された部署によって異なるのです。
人間関係の運とは一緒に仕事をする同僚の存在より、班長と呼ばれる上司の存在の事です。
もちろん性格は人それぞれ異なります。優しい人もいれば、性格がきつい人、中には理不尽な事を言ってくる人もいます。
配属された部署が働きやすいか、働きにくいかは、この上司の人柄によって大きく左右されるのです。
これらの運の部分に関しては実際に働き出すまでは分かりませんので、より良い環境で働ける事を祈るしかないのが現状です。
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